一回目の手術を終え、
私は約二週間で退院しました。
家に帰って、
一番に会いたかったのは、
愛犬でした。
玄関を開けると、
私に気付いたその子が駆け寄ってきました。
こんなに喜んでくれるんだ。
そう思ったことを今でも覚えています。
飛びつくというより、
一生懸命立ち上がって、
私の顔をなめようとしてくれました。
でも、
その時でした。
前足が、
私の胸の傷に当たりそうになったのです。
「危ない!」
妻も娘も、
慌てて止めようとしていました。
本人は、
ただうれしかっただけです。
久しぶりに会えた。
その気持ちを、
一生懸命伝えてくれていたのでしょう。
胸は少し痛かったけれど、
そんなことはどうでもよく思えるくらい、
うれしい再会でした。
でも、
私にはまだ、
もう一つ大きな手術が残っていました。

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