私は術後の経過を聞きながら、
改めて現実を突きつけられました。
予定どおりに終わるはずだった手術で、
思わぬことが起きていました。
しかも、
まだ終わりではありません。
私には、
もう一回手術が残っています。
下行大動脈瘤の手術です。
診察の時にも、
さまざまな合併症について説明を受けていました。
脳梗塞。
声が出しづらくなること。
飲み込みづらくなること。
もちろん、
そうした合併症が起こる可能性は高くないのでしょう。
でも、
一度予定どおりにいかなかった私にとっては、
「次も大丈夫。」
と簡単には思えませんでした。
これまで私は、
どこかで
「自分は大丈夫だろう。」
と思っていました。
でもその気持ちは、
少しずつ変わり始めていました。
次の手術は、
本当に大丈夫なんだろうか。
そんな不安が、
頭から離れなくなっていったのです。

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