診察の日、
妻も一緒に話を聞いていました。
だから手術が必要なことも、
二回に分けて行うことも、
その場で一緒に知ることになりました。
もちろん不安はありました。
でも今振り返ると、
私たち夫婦が最初に心配したのは少し違うことだったように思います。
犬のことです。
当時、
その子はすでに家族の中心になっていました。
そして私が入院することになれば、
今までと同じようにはいきません。
私は家にいません。
妻も仕事があります。
では、
その子をどうするのか。
誰が面倒を見るのか。
そんな話をしていた記憶があります。
今思うと少し不思議です。
もっと自分のことを心配しろと言われるかもしれません。
でも私たちにとっては、
それくらい大切な存在になっていました。
もちろん手術は怖かった。
でも、
それと同じくらい、
いや、それ以上に、
その子のことが気になっていたのかもしれません。
家族が増えるというのは、
こういうことなのだと思いました。

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