在宅勤務という環境には本当に助けられました。
通勤による負担がないだけで、体力の消耗はかなり違います。
だから私は思っていました。
時間が経てば元に戻るだろう。
と。
手術直後なのだから疲れやすいのは当然です。
立ちくらみがするのも仕方がない。
体力が落ちているのも当たり前です。
半年もすれば元に戻るだろう。
一年も経てば以前と変わらなくなるだろう。
そんなふうに考えていました。
実際、少しずつ良くなっている実感もありました。
歩ける距離は増えました。
体力も少しずつ戻っていました。
だからこそ、
「今は我慢の時期なんだ。」
と思っていました。
でも現実は、思っていたほど単純ではありませんでした。
確かに回復はしていました。
ただ、病気になる前の自分に戻っているかと言われると、そうではありません。
以前なら何とも思わなかったことで疲れる。
以前なら気にならなかったことで休みたくなる。
そんなことが少しずつ増えていきました。
それでも私は、
まだ大丈夫だと思っていました。
時間が解決してくれると思っていました。
今振り返ると、
この頃の私は「回復すること」ばかり考えていました。
「以前と違う自分として生きる」という発想は、まだありませんでした。

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