障害者手帳を取得し、
障害年金の手続きも進みました。
そして少しずつ、
利用できる制度について調べるようになりました。
実際に障害者になってみると、
知らなかった制度がたくさんあります。
交通機関の割引。
税金の減免。
各自治体の支援制度。
本当にありがたいと思いました。
ただ、その一方で思ったこともあります。
障害者のための制度なのに、
障害者にあまり優しくないな。
ということです。
もちろん制度そのものに文句があるわけではありません。
支援を受けられることには感謝しています。
でも、
申請のために窓口へ行かなければならないこともあります。
書類を集めなければならないこともあります。
予約が必要なこともあります。
当時の私は、
まだ何とか一人で動けました。
電車に乗るのは大変でしたが、
行こうと思えば行けました。
でも、
もっと体調が悪い人はどうするのだろう。
そう思うことが何度もありました。
障害者になる前の私は、
制度があること自体知りませんでした。
だから、
「支援があるなら安心だね。」
くらいに考えていました。
でも実際は違います。
制度があることと、
その制度を利用できることは別の話でした。
調べる必要があります。
申請する必要があります。
時には窓口まで行く必要があります。
病気や障害を抱えている人にとって、
それは決して簡単なことではありません。
もちろん、
制度を悪く言いたいわけではありません。
実際に私は多くの支援を受けてきました。
今でも感謝しています。
ただ、
障害者になったからこそ見えた現実もありました。
支援制度は大切です。
でも、それと同じくらい、
利用しやすいことも大切なのだと思います。

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