予約を取り直し、改めて年金事務所で相談を受けました。
そこで初めて、自分が障害年金の対象になる可能性が高いことを知りました。
もちろん、その時点では申請前です。
正式な決定ではありません。
それでも担当の方から、
受給対象になると思って間違いないでしょう。
そんな説明を受けた記憶があります。
その言葉を聞いて、私は少し安心しました。
退院してからというもの、体力は思うように戻りませんでした。
電車に乗るだけでも疲れる。
会社へ行くだけでも疲れる。
以前と同じようには働けないかもしれない。
そんな不安がありました。
実際、私は管理職を降りることを決めていました。
収入が減ることも覚悟していました。
これから先、自分はどこまで働けるのだろう。
そんなことを考えることも増えていました。
だからこそ、
障害年金の対象になると聞いた時は、
「ああ、少し助かるかもしれない。」
そう思ったのです。
その頃の私は、これからも働き続けるつもりでした。
ただ、以前と同じように働ける自信はありませんでした。
病気になる前と同じ役割を続けられるのか。
体力は持つのか。
そんな不安は確かにありました。
障害年金は、病気を治してくれるわけではありません。
体力を戻してくれるわけでもありません。
でも、
将来への不安を少しだけ軽くしてくれる存在ではありました。
あの日、年金事務所から帰る時の私は、
受給が決まったわけでもないのに、
少しだけ肩の力が抜けていたような気がします。

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