仕事に対する違和感は、
すぐに大きくなったわけではありませんでした。
少しずつ。
本当に少しずつでした。
だから、その頃はあまり気にしていませんでした。
「病気をしたんだから、まだ本調子じゃない。」
「そのうち元に戻る。」
そんなふうに考えていました。
実際、体は以前とは違っていました。
疲れやすくなっていましたし、
以前と同じようには動けません。
だから仕事に対する違和感も、その影響だと思っていたのです。
でも、それだけでは説明できないことが少しずつ増えていきました。
以前なら気にならなかったことが気になる。
以前なら楽しめていた仕事が楽しめない。
以前なら自然にできていたことに、自信が持てない。
もちろん、周りの誰かが悪かったわけではありません。
職場のみなさんは、私の体を気遣い、配慮してくださいました。
それは十分に伝わっていました。
それでも、私の中では何かが少しずつ変わっていました。
仕事そのものではなく、
仕事に向き合う自分自身が変わってしまったような感覚です。
ただ、その頃の私は、
それをうまく言葉にすることができませんでした。
「疲れているだけ。」
「もう少し時間が経てば元に戻る。」
そう自分に言い聞かせながら、毎日を過ごしていました。


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