しかも一回ではなかった

医師から手術が必要だと聞かされました。


それだけでも十分驚いていました。


ところが話はそれで終わりではありませんでした。


手術は一回ではありません。


二回必要です。


そんな説明を受けたのです。


詳しい説明を受けながら、

図も見せてもらいました。


正直、

その時の説明を今でも正確に覚えているわけではありません。


ただ、

上行大動脈と下行大動脈。


それぞれに手術が必要で、

一度に行うことはできない。


そんな話だったことは覚えています。


私の頭の中では、

手術という言葉だけでも十分重かったのです。


なのに、

それが二回。


正直、

何と言っていいか分かりませんでした。


急性大動脈解離の手術を受けた時、

私は命を助けてもらいました。


だから手術の大変さも知っています。


術後の痛みも。

ICUでの生活も。

体力が戻らない苦しさも。


全部経験していました。


だからこそ、

「もう一度手術」

という言葉の重みも理解していました。


そして今、

その手術が二回必要だと言われているのです。


私は診察室で話を聞きながら、

頭の整理が追いついていませんでした。

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