復職してから、しばらくは何の問題もないと思っていました。
仕事にも少しずつ慣れていく。
以前のようにはいかなくても、時間が解決してくれる。
そんなふうに考えていました。
今思うと、変化が始まったのは3か月ほど経った頃だったと思います。
はっきりとしたきっかけがあったわけではありません。
でも、その頃から仕事に対する感じ方が少しずつ変わっていきました。
仕事への責任を意識するようになると、
以前なら自然に言えていた
「こうした方がいいと思います。」
という自分の考えが、認められないことがありました。
もちろん、それは私の考えが採用されなかっただけかもしれません。
でも、その一つ一つが、以前とは違う感覚として残るようになりました。
一方で、私の体を気遣ってくれていたからだと思いますが、
以前とは少し違う仕事を任されることも増えていきました。
配慮してもらえていることは分かっていました。
ありがたいという気持ちもありました。
それなのに、
どこか物足りなさを感じてしまう自分がいました。
逆に、
「これは面白そうだ。」
と思う仕事があっても、
以前のようなワクワクした気持ちにはなれませんでした。
楽しみよりも、
「自分にできるだろうか。」
そんなプレッシャーを先に感じるようになっていました。
この頃はまだ、
何がおかしいのか、自分でもよく分かりませんでした。
ただ、
病気になる前とは何かが違う。
そんな小さな違和感だけが、少しずつ積み重なっていったのです。
その違和感が、やがて自分でも無視できないほど大きくなるとは、この時はまだ思っていませんでした。


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