復職してしばらくすると、
少しずつ仕事にも慣れてきました。
それでも、以前とは違う感覚がありました。
私はもともと、
積極的に自分の意見を言うタイプではありません。
「この言い方で伝わるだろうか。」
「こんなことを言ってもいいのだろうか。」
そんなことを考えてしまう性格です。
だから、この頃に急に自信がなくなったわけではありません。
変わったのは、
プロジェクトに対する感じ方でした。
ルーチンワークであれば、
やることは比較的はっきりしています。
もちろん責任はありますが、
何をすればいいのかは見えています。
一方で、プロジェクトは違います。
自分の担当は理解しているつもりでも、
「この認識で合っているだろうか。」
そんな不安が、以前より強くなっていました。
確認のために、
自分が担当すると理解している範囲を整理して共有することもありました。
すると、その資料に対して、
本来伝えたかったこととは違う視点から意見をもらうことがありました。
もちろん、その意見が間違っているわけではありません。
でも私の中には、
「そういうことを伝えたかったわけじゃないんだけどな。」
という、うまく言葉にできないモヤモヤだけが残りました。
また、
プロジェクトは自分一人では進みません。
他のメンバーの作業を待つ場面もあります。
頭では分かっています。
それでも、
「もしかして私のところで止まっているんじゃないか。」
「私が何か見落としているんじゃないか。」
そんな不安が、何度も頭をよぎるようになりました。
一方で、
ルーチンワークばかりでは物足りなさも感じていました。
もっと役に立ちたい。
もっと貢献したい。
そんな気持ちはありました。
でも、
プロジェクトを任されると、不安になる。
ルーチンワークだけでは、物足りない。
その頃の私は、
その二つの気持ちの間で、少しずつ苦しくなっていったのです。
でも、その時の私は、
それが心の不調の始まりだとは思っていませんでした。


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