去年の10月から、接骨院に併設されたパーソナルトレーニングへ通っていました。
一回30分、月に6回。
大動脈解離で倒れてから、体力が大きく落ちてしまったためです。
病気になる前の私は、運動することが好きでした。
体力だけには、自信がありました。
それが、倒れてからは長い距離を歩くだけでも疲れる。
以前なら何でもなかったことが、体には負担になりました。
術後は、肺活量も大きく落ちたように感じています。
人間ドックの肺機能検査でも、基準値を下回る結果が続いています。
以前の自分と比べると、体力だけでなく、呼吸する力まで落ちてしまったように感じます。
少しでも元の体力に近づきたい。
そう思って、トレーニングを始めました。
ただし、以前のように強い負荷をかけることはできません。
強く息を止めるような運動は、血圧への負担が気になります。
そのため、重いものを持つのではなく、軽い重量で回数を増やすような内容にしてもらっていました。
若い頃のように鍛えるというより、落ちた体力を少しずつ戻すための運動です。
担当してくれたトレーナーは、私の子どもたちと同じくらいの年齢でした。
最初のうちは、話をしながら体を動かす時間も悪くありませんでした。
一人ではなかなか続けられない運動も、予約を入れておけば行く理由になります。
実際、通っていたからこそ続けられた部分もあったと思います。
それでも、この6月で退会しました。
休職しているのに、なぜ時間の調整が大変なのか。
そう思われるかもしれません。
自分でも、少しそう思います。
仕事をしていないのだから、時間はいくらでもあるように見えます。
けれど、私の生活は愛犬を中心に動いています。
留守番できる時間には限りがあります。
散歩や食事の時間もあります。
家族の予定によって、誰かが家にいる時間も変わります。
トレーニングは30分でも、移動や準備を含めれば、それだけでは済みません。
毎月6回の予定を入れることが、次第に負担になっていました。
もう一つ、正直に言えば、少し飽きていました。
毎回ほぼ同じ場所へ行き、同じトレーナーと話し、似たような運動をする。
効果がなかったわけではありません。
トレーナーに不満があったわけでもありません。
ただ、始めた頃にあった新鮮さは、少しずつなくなっていました。
そして、固定費を減らしたいという気持ちもありました。
休職して給料が入らなくなり、傷病手当金を待っている状態です。
そんな時に、毎月決まった金額が出ていくことを、以前より気にするようになりました。
健康のために必要なお金だと考えることもできます。
一方で、同じお金と時間を、ほかのことに使いたいという気持ちもありました。
休職している今こそ、体力を戻すために運動を続けるべきだったのかもしれません。
体力が落ちたと言いながら、そのために始めたトレーニングをやめる。
自分でも、少し矛盾していると思います。
ただ、パーソナルトレーニングをやめたからといって、運動をすべてやめるつもりはありません。
愛犬との散歩もあります。
機会があれば、バスケットボールもしたいと思っています。
決められた場所へ月に6回通うことだけが、運動ではないはずです。
体力を戻したい気持ちはあります。
お金も節約したい。
自分の時間も、愛犬との時間も大切にしたい。
そして、同じことを続けるのに少し飽きてしまった。
どれか一つが決定的な理由だったわけではありません。
健康より、お金を選んだつもりはありません。
愛犬のためだけにやめたわけでもありません。
ただ、今の自分にとって、毎月6回通い続けることの優先順位が下がりました。
それが、休職中の私がパーソナルトレーニングを辞めた理由です。


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