私は、
駐車禁止等除外標章を交付されています。
身体障害者手帳を持っている人なら、
誰でも交付されるものではありません。
私は申請し、
対象として認められたうえで、
この標章を受け取りました。
必要な場面では、
実際に助けられています。
だから、
利用しないという選択肢はありません。
それでも、
使うたびに少し迷います。
標章には、
「歩行困難者使用中」
と書かれています。
でも私は、
周囲から見れば、
普通に歩いている健康そうな人に見えると思います。
車いすを使っているわけではありません。
杖をついているわけでもありません。
見た目だけでは、
身体障害者だとは分からないと思います。
だから車を停める時、
誰にも何も聞かれていないのに、
心の中で言い訳をしています。
「人工弁が入っているんです。」
「見た目では分からないけれど、歩くことが負担になる時もあるんです。」
そんな説明を、
誰にするわけでもなく考えています。
制度上は、
利用してよいと認められています。
不正に使っているわけでもありません。
それでも、
本当に自分が使ってよいのだろうか。
もっと必要としている人がいるのではないか。
不公平だと思われないだろうか。
そんな気持ちが消えることはありません。
一方で、
体調が悪い時や、
長い距離を歩くことが負担になる時には、
この標章があることで助けられています。
見た目だけでは分からなくても、
必要としている事情はあります。
頭では分かっています。
交付された制度を、
必要な時に利用しているだけです。
それでも私は、
標章を置いて車から降りるたびに、
少しだけ周囲の目を気にしています。
誰にも責められていないのに、
自分で自分に説明しながら、
今もこの制度を利用しています。


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