仕事へ向かうことが苦しくなっても、
私は休もうとは思いませんでした。
「少し疲れているだけ。」
「もう少し頑張れば元に戻る。」
そんなふうに考えていました。
それまで大きな病気を乗り越えてきました。
二度の手術も受けました。
創部感染でもう一度入院しました。
それでも仕事に戻ってこられたのです。
だから、
今感じている苦しさも、
時間が解決してくれると思っていました。
もちろん、
仕事がつらいと感じることはありました。
プロジェクトへの不安もありました。
確認しても安心できない日もありました。
それでも、
「休む」という考えだけはありませんでした。
休んでしまったら、
もう戻れなくなる気がしていたからです。
だから私は、
何とか毎日仕事を続けました。
苦しくても、
不安でも、
「もう少しだけ。」
そう自分に言い聞かせながら働いていました。
でも、
心は少しずつ悲鳴を上げ始めていました。
その声に気付けるほど、
当時の私は、自分自身を見る余裕がなかったのです。


コメント