間違えることへの恐怖は、
少しずつ大きくなっていきました。
以前なら、
仕事を始める前に特別なことは考えませんでした。
その日やることを確認して、
仕事を始める。
それだけでした。
でも、この頃からは違いました。
パソコンの前に座ると、
今日も間違えないだろうか。
また何か見落としてしまわないだろうか。
そんなことを考えるようになっていました。
仕事を始めれば、
何とか一つ一つ進めることはできます。
でも、
始めるまでに時間がかかることが増えていきました。
「大丈夫。」
「落ち着いてやればいい。」
自分にそう言い聞かせながら、
仕事を始めていました。
もちろん、
毎日そうだったわけではありません。
普通に仕事ができる日もありました。
だから私は、
「まだ大丈夫。」
そう思っていました。
でも、
心のどこかでは気付いていたのかもしれません。
仕事で失敗することよりも、
仕事へ向かうこと自体が、
少しずつ苦しくなってきていることに。
それでも私は、
休もうとは考えませんでした。
もう少し頑張れば元に戻る。
そう信じていたからです。
でも、その「もう少し」が、私には一番苦しい時間になっていきました。


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