大動脈解離の手術後に創部感染|陰圧閉鎖療法を受けた体験

体験まとめ

私は大動脈解離の再手術後に創部感染を起こし、

陰圧閉鎖療法(VAC療法)を受けました。

退院からわずか2日後に傷口の異変が分かり、

再び入院することになりました。

傷口を開いて毎日シャワーで洗い、

その後は胸の傷に陰圧をかける機械を付けて過ごしました。

この記事では、

治療を受けることになった経緯、

機械を付けた入院生活、

傷口の洗浄や処置、

退院後の外来治療から治療終了までを、

患者本人の体験としてまとめます。


この記事で分かること

  • 陰圧閉鎖療法を受けることになった経緯
  • 私が受けたVAC療法がどのようなものだったか
  • 機械を付けた入院生活
  • 傷口の洗浄や処置で感じたこと
  • 退院後も続いた外来治療
  • 治療終了までの流れ

治療の方法や期間は、

傷の状態や患者によって異なると思います。

ここに書いているのは、

あくまで私自身が経験した内容です。


大動脈解離の再手術後に創部感染を起こしました

私は急性大動脈解離で緊急手術を受けた後、

約1年後に再び大きな手術を受けました。

上行大動脈と下行大動脈に対する手術です。

術後には出血もあり、

決して順調な入院生活ではありませんでした。

それでも少しずつ回復し、

ようやく退院することができました。


退院した2日後、再び入院しました

長い入院を終え、

やっと自宅へ戻ることができました。

ところが、

退院からわずか2日後、

私は再び病院へ戻ることになりました。

原因は、

手術した胸の傷の感染でした。

退院できたことで、

ひとまず大きな治療は終わったと思っていました。

その直後に再入院することになるとは、

思ってもいませんでした。

退院後に起きた異変と、

再入院することになった経緯は、

大動脈瘤手術後、退院2日で再入院しました

に書いています。


傷口を開き、毎日シャワーで洗いました

創部感染が分かり、

傷口を閉じたままにしておくことはできませんでした。

感染した部分を治療するため、

傷口を開いた状態で処置を受けることになりました。

大きな手術を乗り越え、

ようやく閉じた胸の傷です。

その傷が再び開いた状態になることは、

簡単には受け止められませんでした。

さらに形成外科の先生から、

毎日シャワーを浴びて、

傷口をきれいに洗うように言われました。

私は、

手術の傷は濡らしてはいけないものだと思っていました。

そのため、

最初は耳を疑いました。

実際には、

傷口を自分で開くようにして、

中までシャワーで洗い流しました。

初めて洗った時は、

何ともいえない気持ちの悪い感覚がありました。

私はこうした処置が得意ではありません。

「本当にこれでいいのだろうか」

と思いながら、

毎日傷口を洗っていました。

傷口を自分で洗うように言われた時のことは、

創部感染で毎日シャワー?最初は信じられませんでした

に書いています。


陰圧閉鎖療法は、私の場合どのような治療だったか

毎日の傷口の洗浄に加えて、

VAC療法が始まりました。

一般には、

陰圧閉鎖療法と呼ばれる治療です。

私が受けた説明では、

傷口に専用の器具を取り付け、

機械で吸引しながら、

傷が治るのを助ける治療とのことでした。

私は医療の専門家ではないため、

治療の詳しい仕組みまでは説明できません。

患者として分かったのは、

胸の傷に器具を取り付け、

機械につながれた状態で生活するということでした。

VAC療法を始めた時のことは、

創部感染でVAC療法(陰圧閉鎖療法)が始まりました

に書いています。


VAC療法の機械を付けた生活はどうだったか

VAC療法が始まると、

機械を付けたまま病室で過ごすことになりました。

ベッドにいる時も、

移動する時も、

機械のことを気にしなければなりません。

大きな手術を終え、

やっと退院できたと思った後に、

また機械と一緒の生活が始まりました。

治るために必要な治療だとは理解していました。

嫌だから受けたくないとは思いませんでした。

それでも、

正直に言えば、

少し気持ちが沈みました。

「またか」

という思いが頭をよぎりました。

病気になる前には想像もしなかった生活が、

まだ続いている。

そんな現実を、

改めて感じていました。


入浴や移動はできたか

私の場合、

創部感染の治療として、

毎日シャワーで傷口を洗っていました。

ただし、

普通に入浴を楽しむというより、

傷口を洗浄すること自体が治療でした。

傷口を自分で開き、

中まで洗い流します。

VAC療法の機械を付けてからは、

ベッドにいる時も移動する時も、

機械につながっていることを意識していました。

どのように機械を持ち運んでいたかなど、

細かな扱いについては、

現在は正確に思い出せません。

覚えているのは、

治療中は機械の存在を気にしながら、

病室で生活していたということです。


洗浄や処置は痛かったか

傷口を自分で開いてシャワーで洗うことには、

何ともいえない気持ちの悪さがありました。

処置そのものの痛みが、

どの程度だったのかは、

今は正確には思い出せません。

そのため、

痛くなかったとも、

強く痛かったとも断定できません。

ただ、

胸の傷が開いた状態であることや、

そこを自分で洗わなければならないことには、

強い抵抗がありました。

退院後の外来では、

傷口を少し開き、

中に残っていた糸を取り除き、

もう一度縫合する処置も受けました。

その処置についても、

詳しい内容は覚えていません。

診察を受けるだけだと思っていた部屋で、

そのまま処置が始まったことへの驚きは、

今でも覚えています。


傷口の洗浄と処置が繰り返されました

VAC療法が始まっても、

すぐに傷が治ったわけではありません。

毎日傷口を洗い、

処置を受ける。

その繰り返しでした。

「今日は良くなっていますね」

という言葉を期待していましたが、

劇的に変わるものではありませんでした。

傷は、

少しずつ回復していきました。

私の気持ちとは関係なく、

傷は傷のペースで治っていきます。

焦る気持ちはありましたが、

その回復を待つしかありませんでした。

傷口の洗浄と処置が続いた時期については、

創部感染はすぐには治りませんでした

に書いています。


陰圧閉鎖療法はどのくらいの期間続いたか

私の場合、

退院から2日後に再入院し、

毎日の洗浄とVAC療法を受けました。

その後、

傷の状態が少しずつ改善し、

もう一度退院することができました。

ただし、

正確に何日間VAC療法を受けたのかは、

現在の記憶だけでは断定できません。

ここで曖昧な日数を書くことは避けます。

確かに覚えているのは、

一度の処置で終わる治療ではなく、

毎日の洗浄と傷の確認を繰り返しながら、

回復を待つ治療だったということです。


VAC療法を終え、再び退院しました

治療を続けた結果、

私は再び退院できることになりました。

最初の退院から、

わずか2日で再入院しました。

そこから創部感染の治療を受け、

VAC療法を続け、

ようやくもう一度、

自宅へ戻れることになりました。

ただ、

前回の退院とは気持ちが違いました。

「やっと帰れる」

という喜びよりも、

「今度こそ大丈夫だろうか」

という不安の方が大きかったように思います。

一度、

退院して2日で再入院しています。

もう同じことは繰り返したくありませんでした。

再び退院した時のことは、

創部感染で再入院。VAC療法を乗り越え、ようやく退院できました

に書いています。


退院後も治療は必要だったか

私の場合、

再び退院できても、

治療は完全には終わりませんでした。

退院後も病院へ通い、

外来で傷の状態を確認してもらいました。

ある診察では、

傷口を診てもらうだけだと思っていました。

ところが、

そのまま診察室で処置が始まりました。

傷口を少し開き、

中に残っていた糸を取り除き、

最後にもう一度縫合しました。

大きな手術ではありません。

それでも、

退院したから終わったと思っていた私にとっては、

少しショックな出来事でした。

退院後の外来処置については、

退院後の診察で、診察室が手術室になりました

に書いています。


ようやく治療が終わりました

診察室での処置が終わった後も、

しばらくは外来で傷口を診てもらいました。

診察のたびに、

「今日は大丈夫だろうか」

と少し緊張していました。

傷口を診てもらい、

問題がないことを確認する。

そんな外来が何度か続きました。

そしてある日、

先生から、

「もう大丈夫ですね」

と言われました。

その言葉を聞いて、

ようやく安心することができました。

治療終了を告げられた時のことは、

「ようやく『治療終了』と言われました」

に書いています。


陰圧閉鎖療法を受けて感じたこと

私は、

陰圧閉鎖療法が医学的にどのような患者に適しているのか、

どれほどの効果があるのかを、

説明できる立場ではありません。

治療の内容や期間は、

傷の状態や患者によって異なると思います。

私が書けるのは、

実際に患者として受けた経験だけです。


大きな手術が終わり、

退院できても、

その後に創部感染が起きることがあります。

私の場合は、

退院からわずか2日後に再入院しました。

傷口を開き、

毎日シャワーで洗い、

VAC療法の機械を付けて過ごしました。

再び退院した後も、

外来で傷口の処置と確認が続きました。


私にとって陰圧閉鎖療法は、

ただ機械を付ける治療ではありませんでした。

もう終わったと思っていた治療が、

まだ続いていることを実感する時間でもありました。

創部感染が治るまで、

私は何度も傷の処置を受けました。

その時間も含めて、

私の大動脈解離の治療だったのだと思います。

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